出雲市空き家相談センターは、空き家問題解決に向けた包括的な相談窓口を目指しています。しかし、市内各地域で空き家を取り巻く事情は様々であり、空き家になってしまう発生原因も地域ごとで大きく異なる上、空き家所有者のおかれた事情も千差万別です。
また、空き家は日々発生又は解消され、常に状況が変化する一方で、長期間把握されず放置されたままとなっている空き家も数多くあります。
このような地域の実情の把握と問題解決には、地域に密着した団体や自治会が空き家の問題へ積極的に取り組んでいただき、合わせて地域住民の方へ空き家問題に対しての意識向上を図ることが、効果的な予防策に繋がると考えます。
当NPOはこうした地域に密着した団体や自治会を積極的に支援し連携を深めることで、空き家所有者や今後空き家となる恐れのある所有者へ効果的で実効性のある空き家対策に取り組んでいきます。
地域が空き家対策に取り組むことでの効果
- 地域に密着した団体が、その地域の空き家の実情を把握し、ＮＰＯや行政と連携することで、地域ぐるみで空き家問題に取り組む体制づくりができ、地域の実情に即した空き家対策が実現できる。
- 地域が動くことでその地域の空き家の情報を早期に把握でき、所有者に対し速やかに適正管理や解体・活用を促すことで空き家の長期化や老朽化を未然に防ぎ、特定空家等の増加抑制につなげることが期待できる。
- 地域との連携を深めることで空き家の総合相談窓口としてのＮＰＯの必要性と重要性を高めることに繋がる。
地域活動拠点の必要性
出雲市空き家相談センターは、空き家問題解決に向けた包括的な相談窓口を目指しています。
しかし、市内各地域で空き家を取り巻く事情は様々であり、空き家になってしまう発生原因も大きく異なるケースが多いようです。
そこで、当センターでは、地域活動拠点の整備に力をいれています。
地域活動拠点とは、地域に密着しそれぞれの空き家対策についてのニーズや問題を掘り起こし、啓発活動、調査活動を行うことを主な目的としています。
また、活動を通じて得られた事案を出雲市空き家相談センターに取り次ぎを行い、相談業務を連携して行う事も重要な役割と捉えています。
地域活動拠点は別途組織を立ち上げる場合と、既存の団体・組織が行っていらっしゃる活動に「空き家対策の視点」を取り入れていただく場合があると考えています。
また、自治協会、消防団、民生委員、コミュニティセンターなど、既存の地域活動団体や個人、企業などへの、空き家対策の問題意識を持っていただくために、ＰＲ活動などを積極的に行っていただきます。
地域活動拠点の具体的な活動
- 空き家無料相談 空き家問題勉強会 住まいの終活セミナー、相続・遺言セミナー
- 空き家バンク登録支援 空き家利活用セミナー
空き家相談センターでは、住まいに関する様々な相談（空き家対策・相続・利活用など）に対し、各分野の専門家が対応しており、市内各地域・自治会などに出張して、空き家問題に関する各種セミナー・相談会を開催します。
令和５年6月10日に朝山コミュニティセンターで開催した「住まいの終活セミナー」の様子
地域活動拠点例示：今市地区 ＮＰＯ法人シャーネ・エレーテ今市による地域見守り活動
